地域差もあるでしょうし
学校の方針などにもよるでしょうが、
最近の子は学校で図工や美術の勉強をあまりしてなくて、
絵の具も使わない学校もあるそうです。
趣味で絵を描かない、周りにもいない、とすると
その子が絵の具という物を知らなくても無理はありません。
数年前、中学生の子の美術の教科書を見せてもらうと、
まるで工芸ハンドブックのようでした。
え?これ技術家庭の教科書ではないの?と思ってしまいました。
その教科書にはピカソもルノワールもマグリットも、
何も載っていなかったんです。
失礼ではありますが、そういったメジャー級ではない作家さんの絵や作品が、かなり小さめに、サムネイルの如く並んでいました。
美術の教科書に載っている絵や彫刻を見るのが好きだった者としては、なにか寂しいものがありました。
詳しくないもので、私がかろうじてわかったのは、ある絵本で有名な画家の方一人だけ。
もしこの教科書通りのことを授業でするなら、
その子はピカソという名さえ聞かずに中学生活を終える可能性があります。
「なんだかこれピカソの絵みたいだよねw」
なんて例えも通じないかも知れません。
それはそれでかまわないのかもしれませんが。
私は詳しくないけど絵画や美術館が好きです。
しかし、最近の子供にはもしかすると、
それは「マニアックな趣味」と映るのでしょうか。
学校に写生大会もなく、お絵かきコンクールもないなんて。
私がもしこんな環境で育ったら、
絵が得意、工作が得意、という部分をアピールすることもできず、さらに学校がつまらなくなったことでしょう。
「不要」、扱いなのですかね

国語算数などに比べたら、意味がない?
道具をそろえてもあとで使わないし、もったいない?
学校でこそ、そういったものをみんなで学べる良い機会だと思うのですが・・
最近の人はパンだけで生きているのかなあ。
豊かさとはなんじゃろうか

別ブログだけどこんなのも書きました
音楽は必要で重要である事実。音楽の授業は現在どういう扱いかわからないけど
私の高校の時は選択制で音楽、美術、書道にわかれていて、
もちろん美術を選択しました。
3年になると美術そのものが選択制になって、とりませんでした。
とりたかったんだけど。
その辺は「さよなら校舎」をご覧ください

小中ではやってて欲しいですね。