2015年03月17日

自分の絵じゃない

色々書いて思い出したことがあったんでメモします。

私は昔、というのは一般商業誌で働いていたくらいの時期をさしますが、脳内で自分の漫画のシーンを思い浮かべるとき、それは自分の絵ではありませんでした。
意識したのはアシ先で他のアシさんと話してたときです。

ネームってどうやってる?みたいな話になったとき、自分の絵で考えていないと言いました。
なんだそれ?と不思議がられました。
考えてみればそうかも知れませんが、自分にとっては当たり前のことだったので、そうだったのです。
特に誰の絵で、と決まっているわけではなく、さっき見た漫画の絵かも知れないし、有名どころのまんが家さんの絵だったり、特にファンだから、というわけではなかった気がします。
選ぶのではなく勝手にそうなるのです。

なぜ自分の絵で想像できなかったのか、ということを今考えてみると、自分の絵が嫌いだったからではないかと思います。
嫌いになったのは持ち込みの時にへたへただめだめ言われすぎたせいで、ごく最近になってようやくその呪いがとけたのかも知れません。

lopのキャラの一部は高校時代に考えたもので、この人生で長いつきあいになります。
今は、私の脳内で彼ら自身が彼ら自身の姿で動きまわっています。笑っています。 泣いています。
新しい服も着ています。
少し前まであり得なかったことです。

このところ急に生き生きと彼らが自己主張を始めたのは、長きにわたる呪いが本格的にとけたのかも知れない、という喜ばしいものでもあるのです。




しみじみとほほ・・・・あとはゼットくんに頼んだ(;ω;)
posted by ゆかわ at 07:51| Comment(0) | むかし話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ひとびとのささやき2

さて。

ひたすら会話を作っておるのですが、予定される同じシーンを以前書いた古い物があり、設定の確認などで見直してみるとまあなんだこれはという薄さ。
人物設定が深くできていなかったので仕方ないと言えば仕方ないのですが、ちょっと使える代物ではなかったです。

しかし人物が初めから深くできているかと言うと、そう言う場合もありますが大概は作りながらどんど
ん深まるものでもあるので、プロセスとしては必要なものでもあります。
おつかれ以前の自分。みたいな。

どうも今回の深まり方は異常です。自分でもかつて無い感じ。なので止まりたくないので続けています。
今のところ急須からお茶は出続けている、というかんじです。
パパママの言葉をじっと聞いていた赤ちゃんが頭の中にある言葉の入れ物がいっぱいになって、溢れて、ついにしゃべる、みたいなものかも知れませんでばぶ。

いわば今の方が深蒸し状態で、これ以上っていうと現状無理だし、以前の段階でも現状これ以上無理、であったわけで、内容の善し悪しはともかく出せるような形になれば出し時であると。
それまでもうちょっと、というところです。
出しますから!
がんばれおれたち!位置情報
posted by ゆかわ at 06:30| Comment(0) | lop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ひとびとのささやき

ひたすらテキスト作業になっており一旦きりたいのですがつい、という日々です。
寝てる時間と眠い時間が長いので効率が悪く、なかなか進みません。
そういえば漫画作業が詰まってくるとストレスと疲れで睡眠時間が増えます。
少ないおみそフル回転なのだと思います。
いいウニ味噌を詰めて美味しいイカになりたいです。

さておき、テキスト作業と言いつつ主に何をしているかというと、人物のセリフを書いています。
そのシーンの見出しだけ書いてばーっと勢いでやる場合と、
ある程度そのシーンの流れを箇条書きにし、それを展開するというやり方があります。
個人的に、展開するというのを「ひらく」と言っています。
テキスト作業を省略してネームをする場合でも箇条書き程度の物、あるいは頭の中にあるイメージ、を「ひらいて」いきます。
テキスト省略でいきなりネームの場合は前段階として矢印漫画をよくやります。これはどこかに書いた記憶が。

以前はテキスト作業はほとんどしてませんでした。書いた物とネームがだいぶ違う物になるからです。
そうするとテキストの時間が無駄になります。
近年ではデジタル作業でセリフを打ち込むため、セリフ作っておくと楽というのと、
テキストとネーム時の差がほぼ一致してくるようになったというのがあります。テキストをしながら絵的なシーンもイメージできるようになりました。
前はできなかったんです。
描きながらでないと決められなかったのが、今はテキストしながら脳内で一緒に絵も動くから楽しいというのもあったりします。

よくひらいたものをネタとして不完全であれば構成を見直し、ネームに、という段取りになります。
よくひらいていればネームにできますが、まだちょっと・・・という場合はもっとひらきます。
固まりとしてそこにある物に包丁を入れて平たくしていくイメージなので、
魚をさばくのに似ている気もします。いいひらきにしたいです。

ネームは主に会話成分で作っていきます。
モノローグやナレーションを使えば早いし説明も楽なのですが、よっぽどページ数がない、ひらいてる時間がない場合など以外はできるだけ会話に変換しようと心がけています。
私が作る漫画はストーリー物の場合「ひとりドラマごっこ」であるので、
ドラマとは会話を楽しむもの、というイメージもあります。
そしてもうひとつ大事にしてるのは人物の表情です。
場所などはそこがどこだかわかれば良いので、背景はあまり描き込みません。
読者もキャラクターの顔を良く見ると思います。

構図などで上半身ばかりではNGというネームチェックをする編集さんもいますが、これは判で押したようなキャラの絵を並べて描いてしまう場合だと思います。
必要な演技をバストアップで追うやり方もあり得ます。
その演出がここでは重要であるという説得力も当然必要になってきます。

進捗ではなくやり方解説になっちゃったのでlop関連の話は別エントリにしますモバQ
posted by ゆかわ at 05:59| Comment(0) | lop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする