2020年6月1日(月) 23:59まで
https://gyao.yahoo.co.jp/p/00569/v08578/
なんだかんだで視聴が今になりました。
思い出して良かった。
初見感想。
ややネタバレ有りなので
気になる人は視聴後にどうぞ。
絵やデザインが不思議不気味テイストなので好みはあると思いますが、
「絵が下手」ってコメントしてる人がいて大変びっくりしました。
きれいな線のジャパニメーションアニメの絵が上手な絵と思う人かな?
私は好きです。
細かい線で書かれた絵がぬるぬる動きます。
もっと荒唐無稽なストーリーかと思ったらそうじゃなかったです。
73年制作とのことで、若い人は感覚的にわからないと思いますが、時代的には東西冷戦があった頃。
せっかくなのでお勉強。
コトバンク
東西冷戦(読み)トウザイレイセン
https://kotobank.jp/word/%E6%9D%B1%E8%A5%BF%E5%86%B7%E6%88%A6-1715158
第二次大戦後、1947年から、1989年の米ソ首脳による冷戦終結宣言(または1991年のソ連崩壊)まで続いた、米国を中心とする西側自由主義諸国と、ソ連を中心とする東側社会主義諸国による政治・軍事・経済的対立。→冷戦
引用終わり。
今も米露は仲良しというわけではありませんが、
当時存在した米ソ対立の恐ろしいところは
いつ核戦争がはじまってしまうか、または誤爆も含め、いつ核ミサイルのスイッチが押されてしまうのか
という、人類滅亡のシナリオとその恐怖、というものでした。
これは先進国の人々が共通して持っていた心配事であり
(旧東側諸国の人々のことは情報がなかったのでわかりませんが)、
もしも核戦争が起きたら、そしてその後は、という設定も創作ストーリーではありがちで、
「世紀末救世主」なんかもこのような共通イメージを利用したものです。
(有名ですが一応追記。「世紀末救世主」の直接的な元ネタは「マッドマックス(2)」)
核の恐怖以外にも、増えすぎた人口をどうするのか、核はさておきやっぱり戦争は怖いよね、とか
特にSF小説などにはこういった「先進国に住む人類としての喫緊の課題」を扱ったものがあり、
日本のアニメや漫画も少なくない影響を受けていたのであります。
この作品では2種の異人種がすむ場所で、体の大きな人種がかつて栄えた「人間」をペットにしたり、害獣扱いしているという設定。
ラストはハルマゲドンか?と思いきや・・・
救いのあるエンドでした。
差別していた民族が抑えがたい力を持ったため、差別側が被差別側へ和平交渉をして手を打つというもの。
現実にはなかなか・・・
結局のところ武力がないと解決できないのか、そのために知恵というものが必要なのかい?っていうのもちょっと虚しいし、
当時ならそういう見方はしなかったと思いますが、人類側にあんまり感情移入しにくくなってるというか。
青い巨人だけの世界のほうが平和で良くね?と思ってしまいます。
個人的には1999年を境としたノストラダムス前、ノストラダムス後、という「気分」が存在すると思っていて、
びっくりしますけど本気で信じてる人いましたから。
どうせ恐怖の大王が振ってきてみんな滅びちゃうから結婚もしないし子供も作らない、とかいう人など。
信じてない人の方が多かったとしても、予言の存在はみんなが知っていました。
そういった世界的共通の危機意識があったからこそ
来るべき終末に向けて、または滅びないためには、
「人類はどうしたらいいか」というテーマも立てやすかったんじゃないでしょうか。
むしろ「滅亡」に気を付けなくなった、危機意識の足りない現人類こそがもっと危なくて、
そこへこの疫病で「おまえらもっと気を付けて生きていかなあかんで」という
どこぞからの警告かも知れぬ、などと妄想してみる。
アフターノストラダムスの地球で人類はもっと慎ましく生きるべきべっきー。
以下これから視聴 感想書ける場合は追記で書きます
ブラザーズ・クエイ短編集 II
6月3日(水) 23:59まで
https://gyao.yahoo.co.jp/p/00569/v08709/
3はあるけど1はあったのだろうか・・
ストリートオブクロコダイルのLD持ってますう

ユーリー・ノルシュテイン傑作選 「ケルジェネツの戦い」
https://gyao.yahoo.co.jp/p/00569/v08711/
6/4まで
ここの下に出てるサムネ全部やばいわ見きれないわ

ラベル:アニメ