2009年09月17日

彼女とデート

怒濤の片づけ物をしていますが、
「彼女とデート」の青焼きが出てきました。

反町関係は量が多いのでぼちぼち出てますが、
これは普段開けない押し入れの奥に入っていて、こんなのあったのか!と驚いたり。

青焼きとは、単行本が出る前の内容チェックのための刷りだしです。
青い色で印刷されているので青焼きと言います。
三省堂大辞林とか
ちょっと内容を見ると、例によって
「こんなの描いてたのか・・・」
状態ですがく〜(落胆した顔)
描いた事実以外覚えてないのもどうかと・・犬
恥ずかしいので早く忘れたくなるのかも。

以下長くなるので興味のある方だけどうぞ。


で、青焼きで思い出したのですが、
反町くんの単行本が初めて出るとき、向こうから何もなかったので、
こちらから青焼きは出ないのかと要求したことがありました。

そして色校はもらっていませんでした。
これは、単行本の表紙のカラーチェック(色校正)に必要な印刷物です。
作者はそれを見て、もう少し赤みを強くしてくださいとか、もっとピンクをきれいに出せませんか、などと相談するわけです。
が、反町くんでは全6巻のうち、確か1枚ももらっていません。
(2016/08/22追記。そういえば6巻のときは予告無しに色校や青焼きやアンケート結果など諸々入った封筒が送られて来て、記念品?みたいな気持ちで開封した記憶が蘇りました。それに関しては特に何も言われなかったと思います。それを見てチェックバックしてくださいというお達しなども何もなかったです)

私のアシスタント歴が長かったおかげで青焼きの要求ができたのですが、全くの新人、アシ歴もない、のであれば、青焼き、色校そのものの存在を知らない可能性もあります。
するとその人は
「ノーチェックで単行本を出すのが普通」
だと思うでしょうね。
おそろしいと感じましたモバQ
他の人はどうだったのか知りたいところです。
当時出版社のパーティーに全く行かなかったこともあって、知り合いが誰一人いませんので確かめられませんでした(^_^;)

反町くんの装丁は編集部の方で作者には相談無く行われていましたが、幸いにして個人的にそれほどこだわりは無く、それで構いませんでした。
こちらも「表紙はこんな絵で・・・」と適当にラフを出すと、それでほぼ通っていたし、編集部もこんな表紙にするからこんな絵を描いて、というこだわりはあまりなかったようです。
自分も本編の内容さえあっていればと気にしなかったのですが、
5巻の表紙が内容の雰囲気ぶち壊しでちょっと辛かったです。

こちらで確認できます。

本当は背景がグレーの曇り空だったのですが、青いグラデーションにされ隠されています。
ロゴの色もけばけばしい。
推測でしかありませんが、「内容が暗いので表紙は明るく見せよう」という編集サイドのコンセプトがあったのではないでしょうか。
しかし結果的にミスマッチだったと、作者的には思います。
(追記。そういえば6巻の時には向こうから相談があったのを思い出しました。きれいに印刷を出したいので、とか技術的な都合だったので割愛します)


打って変わって「かのデー」の時は、装丁のデザイン会社さんに訪問してデザイナーさんとお話しさせてもらえたり、紙質についてまで相談され、そんなに色々してくれなくてもいいのに!というぐらいしてもらい、大変に驚きました。
(おみやげに探してた漫画本もらっちゃったり・・・もう本当にありがとうございました、ってこんなところで書くのもなんですが。)

自分としては表紙用にカラーを描く気満々だったのですが、担当さんの注文で線画になりました。(二枚の絵を組み合わせてあります)
こういった注文も初めてのことでした。
今まで作者の仕事は勝手に絵を描いて提出するだけだと思っていたのに(^_^;)
(もしかするとこの時以来カラーの道具をいじっていないかも・・・。使わないのでカラーインクも人にあげるところです)

内容は、ほんとうは5巻の続きのつもりだったのですが、他誌での連載であるし初めて読む人が解らないと困るということで、直しているうちに全く別の、パラレルワールド的な作品となりました。
5巻の内容が作者の思い通りではなかったので焼き直しをした、
という噂があるようですが、それは間違いなのでお気を付け下さいいい気分(温泉)
どちらも思い通りの作品ではあります。
が、5巻の続きは結果的に霧の彼方。
今さら描こうとも思わないし・・・
きっと二人とも幸せなはずです。

そんな(ってどんな)「彼女とデート」です。



まだ買えるみたいです。
絶版にするの忘れてるだけなんじゃないのかなあ(^_^;)
ちなみに青焼きは処分しました犬

追記。
11/4まで本の配送料無料だそうです。
posted by ゆかわ at 07:37| Comment(0) | むかし話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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