2016年10月31日

アニメの感想ぽいの。

やることあるのにたっぷりとアニメを見ちゃった休日・・・お許し下さい。

ニコ生でTS予約失敗して用事があったので出なきゃ行けなくて、急ぎ目に帰ってから仕方なく生で見なきゃいけなくなったアクエリオンEVOLを初見で3時間目ぐらいから視聴、終わったので、まどまぎに移動。
まどまぎはこれまでも何度か見ています。
頭から通して見れたことは1回ぐらいで途中からになることが多いのですが、今回は二話目の終わりぐらい?からでした。
鬱展開とか絵柄はこれでよいと思いますし、イヌカレーさんの魔女デザインとか見せ方や動きも含めて最高に良いです。
そして作品として良くできているとは思うものの、好き嫌いを問われれば、好きではないです。
なぜか、というのはいくつかあって、感想や疑問に思う点などをちょっと書いてみたいのですが
興味ない方はスルーしてください。

以下ネタバレも含むと思うのでたたみます。




初期の視聴から気になっているのはまどかちゃんの家族関係です。
彼女はお母さんの連れ子で弟だけがこの夫婦の子なんじゃないか、と思ったんです。
そんなことは作中には出てこないし調べても出てこないので、違うのだろうと思います。
何故そう思ったかというのは、彼女が家庭内に身の置き場のない子に見えたから。
お母さんは母と言うよりもかっこいい大人の女性の先輩みたいな人で、
無意識にまどかを自分にとってのいい子にしている。
子供に甘えたりわがまま言ったりをさせない、なぜなら子供の面倒が起きると自分の仕事に差し支えるから、かもしれません。
お父さんは優しくていい人ですかそれだけにしか見えず、父という存在として稀薄です。
描き方の問題ではあると思うのですが、
そのせいで「もしかして実の子ではないのでは?」という気がしました。
彼はお母さんの恋人として、息子の父としてこの家に存在しているがまどかちゃんにとっては他人なのかもしれない。
一見いいおうおちなんだけどどこか寒々しく、家庭の暖かみを感じないあのおうちのデザインはわざとなんでしょうか。
何不自由のないいいうちのむすめさんとしてのアイコン以外の意味はないのかも知れませんが、なんとなくそうは受け取れなかったのでした。

お母さんは大低気圧の中、何故娘を一人で行かせたのでしょう。
これがお父さんで、我が子が屈強な成人男子なら「仕方ない」となってもいいと思うのですが
避難指示まで出ている状態で年端もいかない少女を、一人では絶対出すべきではない。羽交い締めにしても止めなくてはいけません。ここで母を物わかりのいい大人にしてはいけない場面だったと思います。
なのでまどかちゃんはこっそり出て行くか、嘘をついて出て行くべきだったと思うのですが
脚本では「お母さんが娘が心配なので一応止める」というふうにしてしてあるのです。
「娘を心配している」という描写だったのかもしれませんがちょっと違和感がありました。
絵的には階段の近くでどついたりしてあぶないというのも
まどかちゃんが本当にいい子で家庭が大事な子なら、魔法少女にはならなかったんじゃないでしょうか。
温かい家庭に育った子なら、友達のために死ぬというほうのことを、選びはしないでしょう。
と、思ったのですがどうでしょう。
実際はどういうふうにこれらの設定が作られたのか、というのは未だに気になってます。
それが気になるので繰り返し見ちゃうというのもあります。
そういうインパクトのある作品でもあります。

最初の視聴は自分には不向きなので数話で切ろうと思ったのですが、ほむらちゃんの行動の原因が気になったのでそれに引っ張られて最後まで見ました。
ゲームのようにバッドエンドを繰り返しトゥルーエンドまで繰り返しやる、とか、それにともないまどかちゃんがパワーアップ、逆に性格は弱く、とかおもしろい設定だし、最初の視聴では、なんて元気のない主人公なんだ・・・ともやもやしながら見てたんですが実は理由があったんですね。
これはほむらちゃんが満足するまでの物語だったのかなと言う気もします。

バイオリンの男の子、彼性格悪いですよね。
コメントにもいくつかそうあって、私だけではなかったとちょっと安心できました。

QBむかつきますよねー!
契約の際、事前説明を怠ったのがわかった時点で契約破棄でいいし、宇宙が目減りしていくならそれも自然なことで、補填しようという行為も彼らの自己満足でしかない。
むかつき煽りキャラとして最高に良くできてます。
さやかちゃんの「人のため」という行為も彼女の美学だったり自己満足なら仕方がないけどなにかアンバランスです。
「何かしてあげてありがとうといわせたい」これは、どうでしょう、そんなに良くないことでしょうか。
それが相手に本当にいいことならまあ良いんじゃないかという気もするし、それなら、されて嬉しかった方は本当に何にも言わなくていいんでしょうか。お礼ぐらい言いたいでしょう。
押しつけがましいのは嫌だけどさやかちゃんの親切がそれだった可能性もあって、黙って屋上に連れて行っていきなり人前でバイオリン引かせるとかあれは男の子のほうが気の毒だと思ったし、この辺りの設定もなんかもやもやしますし。
結局ぼくらはみんな自己満足で生きている。というアニメだったのかも。

全体的には、出てくる人間関係の歪み、薄ら寒さ、という部分が主に好きではない部分です。
おわかりいただけましたでしょうか。
こんな見方をする私のほうが変で、これを気づかずに見る人のほうが圧倒的に多いとすると、そっちが標準となっているのかも知れない、という寒さも感じてさらに何倍も寒くなるのです・・・

と、いうのも初めから計算されて含まれた作品だとすると凄いのですが、
ほとんどの人が特に気にせず見ているのならば、伝えようとはしていない部分であり、テーマとして設定されたわけでもなく、無意識にそうなったんではないかと。
キャラが女の子だから、リアルな女の子のことを私は考えてしまって違和感が出るのかも・・・
作品では「ほんとうの少女」を描きたかったわけではなく一応の設定であり、「見た目が少女という絵」にそれぞれの人物設定を当てはめただけなので、そう受け取るのが恐らく間違ってはいるんですけど・・・
ていうか最近ほとんどそうなってますが男性向けアニメのキャラが女性ばっかりなのってどうなんですかね。
女性の見るアニメが男性キャラばっかりにもなってきてますけど。
作り手の事情で考えると、男性はこうで女性はこう、みたいな描き分けを拒否ってるようにも感じるのですが。
私は多少なりとも登場人物を楽しみたい気持ちがあるので、最近のアニメの作り方ではあまり楽しめないのかも知れません。

と、色々考えさせてくれるアニメは良いアニメだと思いますので、まどまぎは良いアニメです
本当に嫌いなら書きませんし完全スルーしますので(´ー`)

おわります。
posted by ゆかわ at 06:31| Comment(0) | メモ覧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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