2025年01月11日

「敵」試写会行きました


年末にアトロク2の試写会に応募したら当たったらしくて
「敵公式」様から当選メールが!
スパムかと思うやん。

何十年ぶりだかわからない池袋シネマ・ロサ。
たぶん昔のまま。
当時はシネマロサで洋画、シネマセレサで邦画をかける名画座でした。
ロサで「マイドク」を観たのが思い出です。
あと恐らく「悪魔の受胎」。これは何かの併映だったのではと思うけどある意味胸糞すぎて印象に残ってしまった感じ。
エイリアンとか流行った頃のアレではと思います。





ネタバレあるかもなので、気になる人は閲覧を控えて下さい。














「敵」は丁寧な暮らしを続けてきたお爺さんの妄想と現実が要り混じる、内面的な物語。
この予告編で興味持った人は観て良いかも。
白黒はっきりした娯楽映画を観たい人はやめといた方が無難です。
画面は白黒だけども。



宇多丸さんと吉田大八監督のトークもたっぷりで、新年早々素敵なお年玉ありがとうございました。

このところ「イベントとか行って追い返される不安」みたいなのがあって、実際はそんなことないんだけど、
映画の中で臭いモノ扱いされるお爺さんが自分だな・・・とか思ってしまいました
ご近所の迷惑じじいとして描かれてはいるのだが、お爺さんにもなると夏場で3日ぐらい風呂入らなくてもそんなに臭くないかも。
ちゃんと汗かいて臭くなるのなら、まだ若い証拠かもしれません。

ちょっと長くてお尻が痛かったけどそれも含めて楽しかったです。

宇多丸さんが「時をかける少女」との類似点を指摘し「時をかけるおじいさん」と表現、さすが。

まきおくんが物置で包丁見つけるんだけど、あれ無いと困りますよね。
実はあの時から料理しなくなった、そうでなければあるいは・・・とか。
あとでまた確認したいです。

この映像は原作ではどうなってるのか?というのも気になりましたが、本読まないから絶対積ん読になる・・・。
冒頭の料理をする部分が長いけど原作もそうだということで驚き。
料理は白黒だともったいなかった気がしました。
そういや「孤独のグルメ」もそろそろ公開だし、おじさんやおじいさんが一人で食事をする画は需要がある(断言)。
まあそのような丁寧さを保ってきた人だからこその、「敵の来訪」に恐怖することに繋がるんかな・・・などと。
長塚京三さんはモテそうな素敵なおじいさん、フランス文学も似合うし、それゆえに狂気の不足を感じてしまったのだが、そういった穏やかそうな人でさえ「敵」の訪れは脅威であり恐怖である、ということでしょうか。
「敵」とは。
私はある単語が浮かびました。
それは誰にでも、忍び寄るように、または突然訪れ、逃れることはできない。絶対に。
という種類のもの。
若い人にも来るが圧倒的に老人が狙われる。
考えようによってはそれは敵ではなく、待ち遠しい友人のようなものとも言えるが「敵」と認識されるうちはまあがんばって逃げろと、そういう解釈も成り立つかも。

経済と体力と時間の問題で全然映画観てなくて、「桐島、部活やめるってよ」も観てなくて申し訳ない限りですが、ありがとうございました。
映画館で映画観れて嬉しかった。
映画館で映画を観るようになるには、先に挙げた条件をクリアしなければならない。
自分がシネマロサに行ってなかったぐらいの時間、それはそのままであったのだけど。
回復したい。
がんばりましょう。
posted by ゆかわ at 07:53| 東京 ☀| Comment(0) | メモ覧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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